ご挨拶
- 2024/3/27
・研究会の成果そのほかを順次アップしていきます。
・さしあたり、「研究情報」、「文献リスト」、「メーリングリスト」を更新しました。 -
柴田隆行先生のご逝去に深く哀悼の意を捧げます。
先生のご業績があってこそ本研究の成果があることに感謝し、それをさらに発展させることを誓います。
(2023/1/7) - 2022/11/27 / ゾルガーの美学的思考が、絵画よりは文芸(詩・劇)に傾斜していそうなので、「感性」のもつ意味を「表象」のレベルとどう区別するかが問題であるように思えてきました。/ もちろん、「詩」も朗読を条件とし、「劇」も上演を条件とするかぎり、耳目の感性ではあるわけですけれども。
- 2022/9/27 / 高知での研究会、とても有意義でした。/ やはり、人間は、対面でコミュニケーションを図らないとだめだと痛感した次第。/ 私については、内容充実が切実なところです。
- 2022/1/17 / 研究も中間点に差し掛かってきました。/ 私としては、ゾルガーについて「一言」加えることができるようになりたいと思います。
- 2021/9/18 / コロナへの対応で、生活習慣がまったく違ったものになってきたように思います。/ 休みだから当然なのかもしれませんが、大学には、勤勉な事務職員しかいません。/ 会議は遠隔のほうが効率がいいそうです。愚かな方針が、匿名スクリーンで流されて、「よろしいですか? ではそのようにいたします。」とバンバン通っていきます。/ そして、その方針には、だれも責任を持たないようです。なぜなら、「全員一致」で了承ないし決定されたからだとか…。/ まあ、でも、感性的存在のほうがこれを凌いでいくでしょうけど…。
- 2021/5/11 / ウィルス(自然)による発想(精神)の淘汰過程が始まっているように思います。/ 在来種で生き残るもの、死にゆくもの、また変異を遂げていくもの、さまざまでありましょう。/ ミネルヴァのフクロウたりうるか、ということなのだと思います。
- 2021/3/14 / この間のみなさんの研究成果、目覚ましいものがありますね。/ いただいたものをアップいたしました。/ 石川さんから頂いた資料も、一部アップしています。
- 2021/2/16 / 石川さんからたくさんの資料を頂きました。/ ありがとうございます。/ 順次整理してアップしますので、しばらくお待ちください。
- 2021/2/3 / 立春、温暖化のお陰で温かい東京であります。/ 私のほうは授業終結。録音地獄からいちおう解放されました。(来年度はどうなるのかな。予想通り入試低調。)/ なんとか1年目の成果を出していきたく思います。
- 2020/12/27 / 世間御用納めですが、その慣用に逆らうがごとしです。/ 諸般遅滞甚だしく忸怩たるところで、例によっての節句働きの様相です。/ 何卒お見捨てならずに来る歳もご厚誼賜りますよう。
- 2020/12/15 / 年末も近づいてきました。/ いろいろな請求目まぐるしいところがありますが、ともかく応接しております。
- 2020/9/15 / 研究会のビデオページを作りました。/ 左のバナーの一番下にある「研究会」をクリックしてみてください。
- 2020/5/13 / テストベージ開設を致しました。 / アクセス可能か、テストしてみてください。
新着情報
2024/2/12
- [Aesthetik - 文献リスト]のページに[Eduard Firmenich-Richartz: Die Brüder Boisserée, Erster Band]の一部テキストをアップしています。
2023/1/7
- [研究会]のページに[2022年度科研会議(2023/11/26)(Zoom)]の項目を増補しました。
Zoom の録画、議題、議事録をアップしています。 - [メーリングリスト]のアーカイブを増補しました。
- [研究情報][申請書・報告書等]を更新しました。
- [研究会]のページに[2022年度科研会議(2023/11/26)(Zoom)]の項目を増補しました。
2022/11/27
- [研究会]のページに[2022年度第2回研究会(2022/9/24-25)(高知大学)]の項目を増補しました。
ノーコメントで写真を掲載しています(路面電車が多いのですが…)。
ml で資料をお送りいただければ、増補していきます。
- [研究会]のページに[2022年度第2回研究会(2022/9/24-25)(高知大学)]の項目を増補しました。
2022/9/27
- [メーリングリスト]のアーカイブのページを設けました。左のメニューにリンクがあります。現在、287号までのzipと、192—287までの個別リンクがあります。
- [研究会]のページに[2022年度第2回研究会(2022/9/24-25)(高知大学)]の項目を追加しました。手持ちの情報を入れておきます。ml で資料をお送りいただければ、増補していきます。
2022/9/13
- [研究情報]のページに[Museum]のリンクを増設しました。(☞研究情報)
ゲーテ博物館(Waimar)などを載せています。
ほかの博物館については、旧版の[芸術体験]に載せています(右ペインにリンク)。 文献は、Herzogin Anna Amalia Bibliothek に所在のようです(デジタルあり)。
- [研究情報]のページに[Museum]のリンクを増設しました。(☞研究情報)
2022/1/17
- 第6回研究会の資料を補足しました。(☞研究会)
- Goehte の資料をアップしました。(☞電子書籍・書誌)
2021/9/18
- 第6回研究会の資料をアップしました。(☞研究会)
なお暫定項目です。詳細は、当該箇所をご覧ください。 - Hotho のリンクなどを増設しました。(☞Aesthetik 文献リスト)
- Solger 遺稿集の目次へのリンクをアップしました。(☞成果リスト)
- 第6回研究会の資料をアップしました。(☞研究会)
2021/5/11
- 第5回研究会の資料をアップしました。(☞研究会)
なお暫定項目です。詳細は、当該箇所をご覧ください。 - 柴田隆行氏の寄与による、アウグスト・ヴィルヘルム・フォン・シュレーゲル 1801 年から1804 年にベルリンで行われた、美的文学と芸術に関する講義、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、フリードリヒ・ダニエル・エルンスト・シュライエルマッハー 美学(1819 年/ 25 年)、をアップしました。(☞成果リスト)
- 第5回研究会の資料をアップしました。(☞研究会)
2021/3/15
- 石川伊織氏の寄与による、「美学」概念はいかにして形成されたか? をダウンしました。
2021/3/14
- 第4回研究会のビデオ・音声をアップしました。(☞研究会)
- 石川さんから頂いた資料のページを新設しました。(☞美学資料 石川コレクション)
- 柴田隆行氏の寄与による、1803 年のシュレーゲルの絵画論(抄訳)[増補改訂版]、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、K. W. F. Solger's Vorlesungen über Aesthetik, 1819、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、シェリング絵画論(1802/03年)、をアップしました。(☞成果リスト)
- 石川伊織氏の寄与による、「美学」概念はいかにして形成されたか? をアップしました。(☞成果リスト)
2021/2/16
- Fuzelier, Logier, Rameau のリンクをいくつか貼りました。(☞文献リスト)
2021/2/3
- 石川伊織氏の寄与による、1735年から1833年にわたる「美学」をタイトルとするドイツ語による書物・講義の構成、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、ヘーゲル『1828/29 年美学講義』目次ならびに編者緒論邦訳、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、ヘーゲルの『美学講義1828/29ハイマン・ノート』、を更新しました。(☞成果リスト)
- 石川伊織氏の科研申請資料をアップしました。(☞研究情報)
2020/12/31
- 柴田隆行氏の寄与による、ボアスレの絵画収集と交友関係2、をアップしました。(☞成果リスト)
2020/12/27
- 柴田隆行氏の寄与による、ヘーゲルの『美学講義1828/29ハイマン・ノート』、を更新しました。(☞成果リスト)
2020/12/12
- 柴田隆行氏の寄与による、ヘーゲルの『美学講義1828/29ハイマン・ノート』、をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の寄与による、ボアスレの絵画収集と交友関係1 増補改訂版、をアップしました。(☞成果リスト)
2020/10/6
- 柴田隆行氏のボアスレ日記・書簡(統合版)をアップデートしました。(☞成果リスト)
2020/9/25
- 柴田隆行氏の「ボアスレ日記から—シェリングとの交流」をアップしました。(☞成果リスト)
- 柴田隆行氏の「シュレーゲル絵画論(1803年)」をアップしました。(☞成果リスト)
2020/9/24
- 第3回研究会のビデオをアップしました。(☞研究会)
- 第3回研究会の資料をアップしました。(☞研究会)
- [電子書籍・書誌]を増補しました。(☞電子書籍・書誌)
2020/9/20
- 第2回研究会のビデオをアップしました。(☞研究会)
- 柴田隆行氏のボアスレ日記・書簡(統合版)をアップしました。(☞成果リスト)
2020/9/15
- 研究会のビデオページを作りました。(☞研究会)
2020/7/21
- 柴田隆行氏のボアスレ書簡集翻訳をアップしました。(☞成果リスト)
2020/7/12
- 石川伊織氏の資料をアップしました。(☞研究情報)
- 神山のSolger研究のページを作りました。(☞成果リスト)
2020/6/29
- 柴田隆行氏のボアスレ書簡集翻訳を更新しました。
- 石川伊織氏の資料をアップしました。
- 落合桃子氏提供の資料をアップしました。
- リンクを増補しました。
2020/6/9
- リンクを増補しました。
2020/6/1
- 石川伊織氏の論文をアップしました。
- 落合桃子氏提供の資料をアップしました。
2020/5/14
- 柴田隆行氏のボアスレ書簡集翻訳をアップしました。
2020/5/13
- テストページを開設しました。
研究の概要
これまでのヘーゲル美学研究は、体系上の整合性のみを取り上げて、芸術終焉論ばかりを議論してきた。申請者の先行研究「ヘーゲル美学講 義に結実した芸術体験の実証的研究」(2014-2018年 基盤研究(B) 課題番号26284020)は、これを排して、ヘーゲルが具体的にどの絵画を見て 議論を展開しているのかを明らかにした。本研究はこの研究の成果を受け、ヘーゲルに影響を与えたボアスレとの関係を軸に、書簡や当時の美 術書、同時代の美学・美術史文献を渉猟するとともに、ヘーゲルとも関わりの深かったヴァイマール美術学校を調査して、ヘーゲル美学を19世 紀初頭の美学思想史の中に位置づけようとするものである。
研究の目的
申請者の先行研究「ヘーゲル美学講義に結実した芸術体験の実証的研究」(2014-2018年 基盤研究(B) 課題番号26284020)は、ヘーゲル絵画
論をめぐる事実関係とヘーゲルの芸術体験とを明らかにした。本研究はこれを継承しつつ、理論と事実関係の両側面から、ヘーゲルの論述を19
世紀初頭の芸術哲学全般の流れの中に位置づけることを目指す。
古典主義とロマン主義の両方に対するヘーゲルの位置を確定するために、まず、理論上の影響関係について、同時代及び先行する美学・美術
史文献を渉猟してヘーゲルの絵画論と比較する。さらに、同時期の重要な美術蒐集家であるボアスレ兄弟との関係を軸に思想家・芸術家との交
渉を調査し、相互の影響関係を明らかにする。また、ボアスレからヘーゲル、ゲーテへとつながる美術教育の系譜という観点から、ヴァイマー
ルの美術学校を実地調査し、ヘーゲル絵画論の後世への影響を明らかにする。
本年度の研究実施計画
- シュロッサーのDie Kunstliteratur. Ein Handbuch zur Quellenkunde der neueren Kunstgeschichte. Wien 1924.を手掛かりに、ヘーゲル が当時参照することができた美術書を蒐集し、ヘーゲルの記述とこれら美術書の記述とを比較する。
- シェリングのイエナ美学講義(1802-03)、A.W.シュレーゲルのベルリン講義(1801/02)、ゾルガーの美学、ゲーテの色彩論等の著作を研究 する。
- ボアスレ書簡集の必要個所の翻訳は、研究協力者である柴田隆行の尽力により既に完成しているので、これを検討する。さらに、のちにヘ ーゲルの肖像画を描くことになるシュレジンガー、ヴァイマール美術学校教授ヨハン・ハインリヒ・マイヤー、またゲーテ、シンケル等に関す る書簡をはじめとする文献の蒐集を行う。
- ボアスレ・コレクションのに含まれる作品のその後について追跡調査を行う。ドレスデン絵画館の収蔵作品の追跡調査も必要である。ソリ ーのコレクションのその後については、追跡調査はほぼ終わっている。
- 当時刊行されていた銅版画の蒐集は、ドレスデン銅版画資料館(Kupferstich-Kabinet Dresden)の収蔵作品を検討することから始める。
以上の各研究は、研究期間の全体を通して行うものであるが、本年度は、入手済みの資料の分析・検討、必要な場合には翻訳の作業を共同で
行うとともに、書籍の蒐集とネット検索に力を入れ、次年度以降に現地調査が必要となるだろう絵画作品と文献とを洗い出すことに集中する。
この成果を基に、次年度以降の調査旅行の計画を策定する。また、蒐集した資料は電子データ化して蓄積するとともに、これをデータベースに
まとめ、著作権をクリアできるものについてはWEB上にアップロードする。
研究会は年3回を予定していたが、本年2月以降の新型コロナウィルス蔓延に伴い、国内の移動もままならない状況であるため、当面中止せざ
るを得ない。蔓延が終息して開催可能となった場合には、本年度中に1回でも研究会を開くことができるよう、努力したい。それまでの間は、
遠隔会議システムを利用するなどの対策を試みる。
キーワード
- ヘーゲル美学講義
- ボアスレ・コレクション
- ロマン派絵画論
- 19世紀ドイツ美学思想史
研究組織
| 区分 | 氏名 | 所属研究機関・部局・職 | 役割分担等 |
|---|---|---|---|
| 研究代表者 | 石川 伊織 | 新潟県立大学・国際地域学部・教授 | 研究統括/データベース作成/ボアスレ・コレクション/ゾルガー/美学思想/書簡集 |
| 研究分担者 | 落合 桃子 | 福岡大学・人文学部・講師 | 美術史/美学思想/ロマン主義絵画 |
| 研究分担者 | 神山 伸弘 | 跡見学園女子大学・文学部・教授 | 美学思想/ボアスレ・コレクション/シュレーゲル/書簡集 |
| 研究分担者 | 片山 善博 | 日本福祉大学・社会福祉学部・教授 | 美学思想/ゲーテ/シェリング/シュレーゲル |
| 研究分担者 | 小島 優子 | 高知大学・教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門・准教授 | 美学思想/シェリング/シュレーゲル/書簡集 |
| 研究協力者 | 柴田 隆行 | 東洋大学・社会学部・元教授 | ボアスレ書簡集 |